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Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド
リリース6.0
B25769-01
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サブスクライバのレプリケーション状態の設定

サブスクライバ・レプリケーション・エージェントの状態は、そのマスター・データ・ストアによって記述されます。障害が発生したサブスクライバ・データ・ストアをリカバリする場合は、レプリケーション・スキームで通信するマスター・データ・ストアに対するサブスクライバ・データ・ストアのレプリケーション状態を再設定する必要があります。サブスクライバ・データ・ストアの状態は、コマンドラインまたはプログラムから再設定できます。

例4.8

コマンドラインからttRepAdminを使用して、subscriberdsサブスクライバ・データ・ストアの状態をStopに設定するようにmasterdsマスター・データ・ストアに指示するには、次のように入力します。

ttRepAdmin -dsn masterds -receiver -name subscriberds -state stop 
注意: 異なるホストに同じ名前のサブスクライバが複数ある場合は、ttRepAdmin -hostパラメータでサブスクライバのホストを識別します。
例4.9

レプリケーション・スキームがrepl.schemeであると想定した場合は、次のttRepSubscriberStateSetプロシージャで、サブスクライバ・データ・ストア(system1のsubscriberds)の状態をStopに設定するようにマスター・データ・ストアに指示します。

rc = SQLAllocStmt( hdbc, &hstmt ); 
rc = SQLExecDirect( hstmt, (SQLCHAR *)  
    "CALL ttRepSubscriberStateSet('repscheme', 'repl',  
     'subscriberds', 'system1', 2)", SQL_NTS ); 
例4.10

次のttRepSubscriberStateSetプロシージャで、すべてのサブスクライバ・データ・ストアの状態をPauseに設定するようにマスター・データ・ストアに指示します。

rc = SQLAllocStmt( hdbc, &hstmt ); 
rc = SQLExecDirect( hstmt, (SQLCHAR *)  
    "CALL ttRepSubscriberStateSet( , , , , 1 )", SQL_NTS ); 
 

マスターのすべてのサブスクライバを特定の状態に設定する場合は、ttRepSubscriberStateSetのみを使用できます。ttRepAdminに同等の機能はありません。